ダブルズームレンズキットの実力、再確認。
デジタル一眼レフを買ったなら、春は待ち遠しい季節です。
満開の桜は、絶好の被写体です。
春らしさ溢れる桜の写真をたくさん撮りたくなります。
とても美しいイメージと裏腹に、意外と撮るのが難しいのが桜です。
特に近寄って撮った時は、桜の小さな花びらは、画面の中で存在感が薄く、
画面のいっぱいの桜を撮ったつもりでも、思ったほどの満開感が出にくいです。
その原因のひとつは、使っているレンズにあるかもしれません。
カメラのセットで買う標準ズームレンズで、桜の花をアップで撮ると、
背景の写る範囲が広く、枝や空といった桜以外の物も写りやすくなります。
そのため、綺麗な桜色の印象が薄くなりやすいです。
そこで、同じくデジタル一眼レフのダブルズームキットでセットになっている、
望遠ズームレンズを使ってみましょう。
望遠レンズは、見ている景色の一部を切り取るので、
背景の写る範囲が標準ズームレンズよりも狭くなります。
背景に、枝や空が写りこまない、桜の密度が特に高い部分だけが写るようにして撮ると、
画面いっぱいに、綺麗な桜の花を撮る事ができます。
さらに、望遠レンズで撮った場合、背景が強くボケるので、
花びらがぼやけて桜のピンク色だけの印象が強くなります。
そのおかげで、ピントが合っている部分の、桜の花びらの印象も強くなります。
背景でぼんやりと写るピンク色と、ピントがあってはっきりと写った花びらが、
お互いを引き立てあって、美しい桜の花の写真が撮れます。
望遠ズームレンズは、大きく重いので、持って出かけない人も多いと思いますが、
桜の写真を撮る時には持って行く事をおすすめします。
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